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レポート:一箱古本市 in 沼垂テラス(2013.10.6)

6回目になるニイガタブックライトの一箱古本市は、新潟市中央区沼垂(ぬったり)で開催されました。以下スタッフ亀貝が振り返り書かせていただきます。

我が一箱古本市ですが、春は学校町通りの現代市、秋は毎年別の場所で、という形が定番になってきました。「今年の秋はどうしようか…」という話が大抵夏前には始まるのですが、その頃にいつもちょうどオファーがあるのです。今年は、一箱古本市の常連の方を通して、沼垂市場の開催はどうだろうか、まずは「大佐渡たむら(今回の会場の通り沿いにある居酒屋さん)」で呑もう、という話から始まりました。

大佐渡たむらさんのカウンター。普段は昼営業はありません。

実は沼垂という候補地は、一箱古本市をはじめた当初からニイガタブックライト内でも挙がっていました(沼垂は広いので、かならずしも沼垂市場に限りません)。私個人はあまり詳しくなかったのですが、新潟で、未だ商店街が機能している数少ない場所として、また沼垂市場に最近OPENした若い店主のお店もあり、魅力を感じている人は少なくなかったようです。

そんな理由もあり、喜んで大佐渡たむらさんに行きました。そこで若旦那の田村さんに会いお話をしたのですが、なんと田村さんはニイガタブックライトvol.05の前日にFM PORTに私が出演した際に偶然放送を聞いてくださって(周りで知りあいは誰も聴いていなかったのに!)、興味を持っていただき、私の連絡先までメモしていただいていたそうです。

彼は、沼垂市場の若いご夫婦達のお店、ISANAと青人窯OPENに際しての世話人であり、他に私の知りあいも相談に乗ってもらっていました。その関係で沼垂市場のことは聞いていました。田村さんは沼垂市場界隈のこれからを想い、大きな役割を背負っている人物でした。彼の話っぷり、男っぷりを感じ、「ああこの人となら安心してやっていけるな」と思った私は、下見もそこそこに秋の開催地を心の中で決め、北書店・佐藤店長に話しました。
彼もほぼ2つ返事で「ああ、いいんじゃない」と言ってくれたんじゃないかと思います(良く覚えていない)。

朝の搬入風景。受付をなくしたことでいつもよりゆったりムード。

今回のイベントの最中、佐藤店長と一緒に「沼垂ラジオ」に出演している時、「開催地はどう決めてるのですか?」と聞かれました。実は自分たちでここ、というように決めたのは、学校町以外にはありません。それ以外は全部オファーに答える形です。そこでどう判断するかっていうと、細かい話は2人ではしていなくて、もうフィーリングで大体決まっちゃうと。

敢えて言えば景色。その土地や人の雰囲気も含めた「景色」のような気がします。
その場所で一箱古本市をやることで生まれる景色。
結局私達は「一箱古本市(だけ)がやりたい!」訳じゃないんです。古本市だけの成功を考えたら、もっと集客ができて、交通の便も良くて、雨にも心配ない場所は色々あると思います(そのようなオファーもしばしばいただきます)。
だけど、そうじゃない何か。古本の似合う景色が想像できると、その場所に行っちゃうのでしょう。

今回も、沼垂という場所の空気と、世話人の田村さんの印象、関係する人達との関わりの中で開催地を決め、田村さんが昨年から始めた「沼垂テラス」と合同開催することにしました。長くなりましたがここまでが開催の経緯。

「下見もそこそこに」と書きましたが、この最初の私の見立てが甘すぎることが後日の調査で判明。今回の出店可能数はいつもより少ない40箱となりました。

出店の方法、現場のレイアウトに関しては、イベント1週間前の掃除&下見が終るまで何度も変更してしまい、店主様へ流す情報も二転三転してしまいました。申し訳ございません。その内情は、
「2シャッター建物内で6箱」という甘い見立てが
「2シャッター建物内で4箱」
「2シャッター建物内で3箱」となり、
「それでは奥の2箱が不平等になり過ぎる」
ことから、
「2シャッターの前面横並びで3箱」
「雨の場合はそのままセットバックして建物内」
という結論に落ち着いたのでした。
このあたりの経緯がそのまま出店上限数の変更、店主マニュアルの度重なる変更に繋がりました。反省。

当日は、今年6月の学校町の再来かと思われるような快晴。とんでもなく良い天気でした。そして10月のこの時期とは思えない暑さ。出店場所の上の日除けも殆ど役に立たず、出店者の皆様には本当に大変だったと思います。昨年の秋は万代水揚場で極寒。今年の秋は強い日差しと季節外れの暑さ。ニイガタブックライトは最近過酷です。

そんな過酷な天候の中でも、店主の皆様のアンケートでは「暑い」以外は好評で、この沼垂という場所で、沼垂テラスの皆さんと一緒に出店を楽しんでいただけたらしいことが伝わってきました。嬉しかったです。沼垂市場のシャッターがすべて開き、あのサビだらけの建物の下で、小さな「市」がいくつもいくつも、たくさん、開催されている。とても素敵な光景でした。

さて今回、出店者用の駐車場が用意できたのはすべて沼垂テラスさん、田村さんの手配のおかげです。その他にも様々に御配慮いただき、おかげさまでとてもスムーズに開催することができました。本当にありがとうございます。終了後の打ち上げは大佐渡たむらさんの2階で、沼垂側のスタッフさん達含め総勢60名にもなる大所帯での打ち上げでした。一箱古本市の店主さんの中にも初めて出店・初めて懇親会参加という方もいらっしゃって、皆さんとお話するのがとても楽しかったです。

来年の秋はどこで開催するのか…まったく想像がつきません。お楽しみに。

●写真レポートをアップしました。→こちらのページです。

【vol.06その他】

○店主専用駐車場を準備でき、そこへの移動も大きなトラブルもなく済んだ。店主マニュアルに加え当日朝にルート詳細図を配って誘導したが、それが上手くいったのか。どうか。
○朝の受付を廃し、スタッフが回る方式にした。これは革命だった。朝の混乱が一気に少なくなった。次回からこのようにしたい。
○受付をなくすには、出店場所を事前に決めておくことが必須。先着順の場所決めはいくつか問題もあるようで、やはり事前に事務局で場所を決めておいた方が良いようだ。
○出店数が少ないのはやはり事務作業的には楽だった…おかげでスタッフ側もかなりゆったりできた回だった。

×出店可能箱数の甘い見通し。スタッフ数人で早めに下見すべきだった。
×1週間前の大掃除では匂いが取りきれなかった部屋も出た。開催場所全体の下見はもう少し早く。
×事前のパブリシティの働きかけは今までで一番少なく遅かった。すみません。特に月刊誌の締め切りには次回以降要注意。

文責・写真:亀貝太治

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