vol.21(2025年6月)の冊数・金額上位発表!

2025年6月8日「一箱古本市in現代市2025」の
売上冊数・金額上位10位を発表します。

(ちなみに昨年の結果は→こちら

売上冊数上位10位

順位 店名 店主 冊数
1 新潟ハイカラ文庫 笹川太郎 80
2 久平文庫 久平 65
3 芍薬ブックセンター 62
4 本屋のナオさん ナオさん  55
5 ウチノ食堂 野呂巧  51
6 よるべない文庫 小林  47
7 灯書房  46
8 ひもすがら文庫 湯本心暖  45
9 いと本 いとぽん  40
10 木舟舎 井上有紀  36

売上金額上位10位

順位 店名 店主 金額
1 芍薬ブックセンター  ¥41,100
2 いと本 いとぽん ¥40,100
3 ひもすがら文庫 湯本心暖 ¥37,980
4 本屋のナオさん ナオさん ¥30,880
5 ウチノ食堂 野呂巧 ¥28,330
6 灯書房 ¥27,000
7 新潟ハイカラ文庫 笹川太郎 ¥24,000
8 久平文庫 久平 ¥21,600
9 木舟舎 井上有紀 ¥20,350
10 ブック・オーレ 木村友昭 ¥20,000

昨年に引き続き、開始からお昼頃まで途切れない、多くのお客様。そして熱気!明らかに本を探しに来た老若男女のお客様たちで会場はごった返していました。

そして今回、冊数もそうですが、金額もハイレベルです。あんまりすごいので、今回は10位までの発表としました。

金額上位に自作zineを売っている人も数人。初登場の芍薬ブックセンターさんは東京で芸人さんをやられている新潟ご出身の方で、自作zineが大人気でした。今回東京からお笑いのお客様でいらした方もいるそうで。初登場でこの人気、すごいですね。金額3位のひもすがら文庫さんも、昨年まではたしか選書オンリーですが今回は自作zineが登場。となりのベテラン大人気店主いとぽんも、行きづらい神社の奥にも拘わらず好調だったようです。

冊数1位、金額7位の新潟ハイカラ文庫の笹川さんは、神社から2軒となりの旧笹川歯科さんの先生で、新潟市の古物業界で知らない人はいない大切な方。詳しくはリンク先をご覧ください。
ニイガタブックライトの初回から飲食などの場所貸しをお願いしていたご恩があり、この駐車場内は毎回笹川先生のご友人関係の固定枠で「一箱」に囚われない特別出店としています。単に私の個人的想いです。ご了承ください。蔵織の志賀さん他、いつまでもお元気で出店いただきたいです!

笹川先生がお作りになっている新潟の歴史をさまざまな観点から刻み続けてきたその名も「新潟ハイカラ文庫」。たしか13冊出していらっしゃるそのシリーズを、今回は「全巻ください」という方がお二人もいらっしゃったそうで、喜ばれていました。もちろん「zine」なんて単語も存在していなかった時代から続けていらっしゃるミニコミですが、zineブームと共にこんな話も伺えて嬉しい限りです。この冊数は、多分私が話を伺った後にも相当売れていますね…。

ほかいつものベテラン勢が並ぶ中で、本屋のナオさん、よるべない文庫さんがいずれも初登場で堂々のこの位置!
本屋のナオさんは単価高めのバンド・デシネなどビジュアル系主体。
よるべない文庫さんはこちらも初めての自作zineを並べています。伺った際はお隣のあくび書店さんととても楽しそうにされていて、配置づくりに悩んだ我々としても嬉しい限りでした。この「お店の配置」については今回色々感想をいただいたこともあり、別記事で書こうと思っています。

そうそう、ウチノ食堂さんもなにげに初登場でした。そんなことを感じさせないので忘れていました。こちらも仕入れzineを売っていましたね。神社の中は昨年に引き続きzineに関係ある店主さんたちに人脈や文脈で並んでいただいたのですが、「相乗効果あったよ!」と何人かに言っていただき嬉しい限りです。

いつも参加いただいている久平文庫さんも安定の人気でした!個人的にいつも楽しみな本屋さんです。

ということで今までに記憶にない位、冊数も金額もレベルの高い回でした。私は今回出店していなかったのでいつもより長めに廻っていることができたのですが、実感としてもお客様の数も熱量も本当に高かったように思います。

後ほど、店主アンケートからいくつか感想をピックアップしてご紹介いたします。

(文責:亀貝太治)