三上延氏トークイベント
先日無事終了しました南陀楼綾繁さんのトークに引き続き、関連イベント第二弾!!
あの大ヒット古書ミステリ『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ作者の三上延(みかみ・えん)氏と北書店・佐藤店長のクロストークです。企画者亀貝が紹介させていただきます。
そもそもあまり「イベント慣れしていない(本人談)」三上氏、新潟での催しも初めてとなります。一箱古本市の翌日の6/9(月)19時〜開催です。参加費は¥1,000、お申込は北書店まで電話025-201-7466もしくはメールにて。ぜひこの機会をお見逃しなく。
さて、『ビブリア古書堂の事件手帖』はメディアワークス文庫という、ライトノベルの年上ライン的なブランドから出版されています。とは言え表紙のイメージはライトノベルっぽいので、自分も今までずっとそう思っていました。ちなみに三上氏のこれまでの『ビブリア…』以外の著作はすべて、ストレートにライトノベルな電撃文庫から出ています。
恐らく北書店のメインの客層ともそんなに被らない。2012年に一番売れた文庫ですが、この記事をご覧になっている(一箱古本市が好き、北書店のお客様などの)方も、恐らく皆さんが読んでいるという訳ではなさそうです。
でも内容くらいは何となくお聞きになっているのではないでしょうか。鎌倉の古本屋の美人店主が、毎回古書にまつわる事件をバイトの男性と謎解きしていく古書ミステリで、毎回一つの古書がテーマになっています。この本で取り上げられたりTVドラマで取り上げられた本は古書価格も上がるので、そういう意味でも関係者がチェックしているとか。
この作品は、作者・三上延氏の古書店勤務時代の経験を元にして書かれています。本人も新刊書店・古書店問わず本屋大好き人間。
しかし、本を読むのがいかに楽しいかを語るのは大好きだ。求められればいくらでも語り続ける自信がある。読書の窓口である本屋についても同様だ。
「書店と私の関係」Web版有鄰より
のみならず、サブカル方面の知識も豊富。そのいくつかは作品にも生かされています。
この三上氏と佐藤店長のトークを企画しました。2人は同世代。
『ビブリア…』ファンや読者のみならず、ライトノベルなんて読んだことのないような皆さんにもきっと楽しんでもらえるはず、というか自分が聞きたい、と思って三上氏に声をかけました。
きっと面白いと思います。
なんでかというと、三上氏は今回の企画者・亀貝のむかーしのネット知りあいで、実際に何度かお会いして、その趣味や伝えようとしていることもそうだし、人として信頼していたからです。彼はその頃未だアマチュアで、しっとりしていて魅力のある渋〜いホラーを書いていて、私は大好きでした。勿論『ビブリア…』は1巻が出た時からそのラノベらしからぬ題材からすぐ手にとり、ファンとして現在まで読んでいます。特に2巻が大好きです。
彼と佐藤店長に話して欲しいなぁと思いつき、昨年久し振りにコンタクトを取り、お誘いしていました。それが遂に実現します。本当は出店してもらいたかったのだけど、色んなスケジュールの関係で準備が出来ず今回は断念。ですが一箱古本市当日に来場いただき、出店者から「ビブリア賞」を選んでいただくことになっています。その日の懇親会にも参加いただいて、南陀楼綾繁さんやマツジュンさんとの絡みも見れるんじゃないでしょうか。
私も恐らく10数年振りに逢いますが、インタビューなど見たり聞いたりする限り、あまり変わってなさそうな感じです。すごく楽しみです。
そして未読の方も是非手に取ってみてください。「一般層を対象にしたラノベ」というメディアワークス文庫の方向性は、この作品で見事に成功しているんではないかと思います。北書店に現在全巻在庫があるはずです。
ではトークイベントで、お待ちしています。
(亀貝)
遅過ぎですがフライヤー&ポスター作成しました!