一箱古本市とは

「みかん箱一箱まで」を制限に、素人からプロまでが同列に古本を販売するフリーマーケット型の古本市。同様の方式で全国で開催されているが、2005年、東京の谷中・根津・千駄木で開催された「不忍ブックストリートの一箱古本市」がはじまり。(ニイガタブックライトの一箱古本市は「両手で持てる大きさまで」)

参加者は「店主」と呼ばれ、一箱の空間に思い思いのテーマを設け、店名やPOPを飾り出店する。どんな本をいくらで売るかは店主の自由で、一日だけの「本屋さんごっこ」が楽しめる。

出店にはお店の軒先を借りるケースが多く、その場合軒先を貸していただくお店のことを「大家さん」、準備や開催当日のお手伝いをしてくださる方を「助っ人さん」と呼ぶ。(これまでのニイガタブックライトの一箱古本市は「大家さん」の軒先をお借りする方式ではありません)

素人からプロまで参加は自由、さまざまな職業の人達がその「一箱」を通じてお客様とコミュニケーションできるこのスタイルが評判を呼び、2005年に東京都の千駄木「不忍ブックストリート」で始まってから、これまでに全国の多くの都市で開催されている。

●ニイガタブックライトの一箱古本市は、この「不忍ブックストリートの一箱古本市」を参考にして開催しています。
公式Twitter

●新潟で一箱古本市を開催したい!と思われた方は是非こちらのページ「新潟で一箱古本市」をご覧ください。

↑東京の「不忍ブックストリート」(谷中・根津・千駄木)での 開催の模様。

【過去のレポート記事】
2011年春の不忍ブックストリートに行ってきました。写真レポートはこちら
2011年春の不忍ブックストリート公式サイト掲載の全箱写真!壮観です。→4/30の全箱5/3の全箱

●他一箱古本市の写真
不忍ブックストリート・第8回一箱古本市
まちとしょテラソ
ブックスひろしま(非公式)

全国各地で大小のイベントが行われており、右のサイドバーのリンクから公式サイトを見る事ができる。
Book! Book! Sendai[仙台]/まちとしょテラソ[長野・小布施]/わめぞ[東京・早稲田+目白+雑司が谷]/ブックオカ[福岡]/ブックスひろしま[広島]/ブックマルシェ佐賀[佐賀]/ブックマークナゴヤ[名古屋]/米子・まちなか一箱古本市[鳥取]/西荻ブックマーク[東京・西荻窪]/高遠ブックフェスティバル[長野]

上記はあくまで大きいイベントであるが、一箱古本市の良い所は、たとえば3人だけでも開催しようと思えばできる所。規模は自由であるが、大きくなると50箱・100箱単位になる。

一箱古本市を最初に開催した不忍ブックストリートの南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんが、一箱古本市開催の経緯や、全国のブックイベントへと広がっていった様子をまとめた新書『一箱古本市の歩き方』(光文社新書)にも詳しい。

一箱古本市の歩きかた (光文社新書)

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